きっと あなたには もう一度逢えるよ すぐに走り出すことは 出来なくても だけど 信じてる 私のこの想い 胸にぎゅっと抱いて 歩こう ラズライトの空は 高く高く青く 光の残像を 少しずつ落としてく 小さく丸まった影法師 踏んで 瞳を上げたら 眩しくて 見失わないように あなたの背 追って走り続けたの 幼すぎて この手 伸ばしたら届くはずなんだと 思ったとき つまづいてしまった 少し擦りむいた あの時の痛みは 胸の奥にしまわれた 小さな傷 たとえ行く先が 青の中 霞んでも 私のこの足で歩こう きっと あなたには 笑顔で逢えるから すぐに飛び立てる翼 持たなくても きっと 大丈夫 もう一度 追いかけよう 弾け旋回する 光 息を切らせながら 俯いた横顔 また 思い出してた フィルムみたい 巻き戻る 少しだけセピアの色に褪せてゆく あの高い空の 夏の記憶 例えば悲しいこと 多すぎて 心 動かないままでいたとしても 痛み重なって 止まらない涙を 拭えないでいるままだとしても そっと 閉じ込めよう こんな悲しみだって いつか笑って 心の引き出しに 呼応する空気 夏の風 吸い込み ラズライトの空を 見上げ 色が変わってく 景色が巡り来る 新しい日々のバトン 手渡して きっと大丈夫 新しい私を包み回ってゆく 光 きっと あなたには 笑顔で逢えるから たったひとつの 言えない 「さよなら」 も きっと またいつか笑顔で逢おうねと 涙 拭いながら 歩く あの日の痛みは ラズライトのかたち そっとそっとしまいこむ 小さな傷 翼なくたって 飛んでゆけなくたって 私のこの足で 歩こう 季節重ねながら 歩こう