さあでかけよう この青い海へ ぼくが船長で きみが通信士 水と勇気をありったけ積んで やがてくる風を集めよう ああでもなんだか不安だ 何かを失う旅になりそうで 震えている足でもいい 前へ進もう 闇が待とうとも さよなら僕らは忘れて生きる 旅立った理由 きみと語った夢も 鳥がやってきては追い越してく 小さなお別れを繰り返した 今ここにあることだけを信じ 知ってきたことはもう忘れる 雲が切れて鮮やかな 光が射すその瞬間を追って 言葉にはもうできないほど リアルな現実を生きているよ 少年はそうして大きくなって 笑ってた日々も加速して置いてゆく きみの目には なにが映る? 世界は果てなく続いてる? 強い雨に晒されても どうか最後まで俯かずに 帆はもう風で はち切れそう どんな遠くでも辿り着けそう 震えていい 怯えていい 傷ついていい ぼろぼろでいい さよならを言って また強くなる 振り返るのは まだ先でいい さよならを次は きみから言って 新しい世界がきみを迎えにきた 針路は空 事象の地平線 眠い朝