夏が終われば僕らの過ごした 時間などもう消えて無くなって 虚しさが波になって押し寄せる 記憶を置き去りに いつもの帰り道 見慣れたこの景色も 隣に君が居ない それだけで不安定だよ 「何もかも見せてくれよ」 「ボクに寄りかかっておいで」 そんな風に言いながら 何もしてあげてなくて 妙なプライドで 積み上げたマウンドから 投げるだけの想い 受け止めてくれてる君は 壊れそうなのに 夏が終われば僕らの交わした 約束はもう消えて無くなって それ以上も以下も 二度と無い事に気付く 信じてくれた君を振り切って 素直になれず弱さを隠して 寂しさで詰まった僕らの距離も 縮まらないままに <♪> きらめく貝殻を ぼんやり見つめるだけ 右手にはささやかな 二人の夢を握りしめて こんな僕に何が出来る? 君さえ守ってやれないで 頬っぺたを流れてる 涙にも腹が立つよ どんな小さなサインも見逃さずに 君にうなずけたら 崩れそうな僕らだって 信じ合えるのさ 夏が終われば僕らの描いた 李節がまた次に続くように 「大丈夫だよ」くらいは 言えるようになっていなくちゃな 振り向けばいつも君が笑って 僕の背中をそっと押してくれる 「そのままで良いんだよ」って 言えるなら 優しくなれるはず もう涙は流さずに 君を守れるように