夢が覚めるまで あなたと踊る 手が届かぬまま 散って行くなら 幽か腕の中 回り続ける 息が止まるまで ゆらゆらゆらり 自意識にまみれ一歩も動けぬまま すり減る日々に聞こえる声 「あんたも一錠どうだい?」 舌の熱に闇は溶けてく 甘い夢に呑みこまれてく 青い春はもう戻らないや 夢が覚めるまで あなたと踊る 手が届かぬまま 散って行くなら 幽か腕の中 回り続ける 息が止まるまで 頭の中逃げ込んでわたしだけの国作って うずくまって目を瞑って あなたの影 閉じ込めた 夢も終わるなら あなたも泡になり そこに残るのは 虚しさだけで ならば現の中 あなたと踊りたい 息が止まる前に