ゆっくりと僕ら古くなっていた 気がついていたって 巻き戻しなんてない 経験が僕の裾を踏むけど その重さも全部受け入れて 今日も行くんだ 空を飛ぼうだとか どこまでも行こうだとか 君は笑うだろうか 今もそう思っている 風は吹くだろうか 吹くとして乗れるだろうか 地面を蹴った瞬間 また手を広げて 遠くに霞んでしまう前から 誰よりも近いと いつも話していたんだ もしかしていつかたどり着いたら 君だけはわかって くれるはずだって思った 何もないと知って それでも良いかと訊いたとして 君は笑いながら この手を取るだろう? どこかに着いたとして 流れて着いても僕だろうか 君と描く未来の そばにずっと居たいんだよ 声に出して言わずとも 多分ちゃんと君にはわかるだろう ただ黙って見守るよ そばに立って時には導こう 僕がどうかこれからも こんな僕のままいられますように 君がどうかこれからも そんな君のままいられますように だからどうか