Track by猿臂
一ツ二ツ低迷の空を詠む 籠の中飛び回り窶れた羽音が重なる 寄り合わす糸の 綻びに素知らぬ振りをして 烟る闇にやがては浮く錆 この心を焼き尽くした光 声聲は情もなく燃ゆる闘志 一つ一つ黎明が兆す様な 安らぎと静けさを忘れ去った 疏明の雨よ 足取りは重く 何もかも遠ざけてゆくだろう もたれ合う世界に感けて 取り縋る様に離れない身体は 切に心拍を打ち 混ざり狂う 鳴り止まぬその音に 背負う枷を愚かと捨てるが 疾に病の巣くう生命 前途塞ぐしとど降る帷 この心は何を謳うか