ある透明な現実は 退屈が最終兵器 長い指を 海に絡めとられ、 きらめいている 神様みたいな 永遠が欲しい 甘い溜息をついて 冗談だって言いたいよ 長い指を 海に絡めとられ、 きらめいている 神様みたいな 永遠が欲しい 花は化石になる 君の声も指も髪も 骨に変わる 指差す ほら、おいでおいで 気層の淵まで 繋いで貼った 愛の傷跡 なんか不安ね おやすみ、ね みんなまぼろしさ 「示唆?」 ある日見た夢の中では 夜の名前を知っていた ほら、おいでおいで 既存のことばで 憂いにそっとキスをしてみたい 未開の階層化、見せて 閉じた瞳から ほら、おいでおいで 気層の淵まで 繋いで貼った愛の傷跡 なんか不安ね おやすみ、ね みんなまぼろしさ 「しさ?」