あれからの僕たちはずっと 雨に打たれ、 楽園の切符を失くした 空欄に入る答えを考えておいて 液晶から打ち込み、あなたに届ける 聞いて あとがきはきっとこのまま 死んだままで 永遠になっていくんだね 用法も何も知らずに 飲む、噛む、食む まぁいっか、 こうして人は愛を知りえたのね 「こころも、からだも あの空に預けてみて。 ことばも、かちかんも、 ここでは無関係さ……」 春に溺れたあなたにあげるよ おはよう、おやすみ それから、さよなら 何故? ねぇ何故? ねぇ、何故? あなた達は、何故? ねぇ何故? 誰かと生きていく? そういえば ずっと前から録画された空ばかりを 眺めていた 最高にあんたが嫌いだ でも でも でも 恋しいの こうして人は愛を知りえたのね 「こころも、からだも あの空に預けてみて。 ふあんも、かいかんも、 ダイヤルひとつで……」 春に手向けた祈りは呪いか? 祈りか? 呪いか? どうでもいいのか 何故? ねぇ何故? ねぇ、何故? あなた達は、何故? ねぇ何故? 大人になるって、 共感の渦に呑まれることなの? 本棚に空いた言葉を返して 駅までの距離を 仰向けに歩く事すら無理って やばいよ あれからの僕たちは ずっと霧の中で、 完全な電波の奴隷に