Track by観月真千絵
舞い散る粉雪 足跡消して それでも逢いたい わたしです 祇園花街 石畳 石塀小路の この奥に いるのあなたが 待つ人が 「いけずですわよ…」 惚れさせて お猪口とお銚子 さされつさして お酒の苦さも 覚えたの 膝にあなたが 手を置いて 刻む小唄は 「初雪」ね 三味の艶(つや)さえ 憎らしい 「いけずですわよ…」 惚れさせて 忍べば逆らう おんなの想い 縋(すが)れば儚(はかな)い 夢が散る 雪見障子の 窓下ろし 酔った酔ったと 膝枕 やがて幕引く 恋芝居 「いけずですわよ…」 惚れさせて