今日は月が綺麗 照らされる僕ら 星を探して 言葉を探して もう 言葉より先に 手を繋いだのは 怖かったんだ 君と離れるのが ねぇ昨日の 話の続きをしよう なんだかちょっと すれ違った気もするけど それでいいんだ こうして並んで歩いている 声が届かなくて 君の深くまで届かなくて 届かせるはずが突き刺してさ 後に引けずに黙り込んで でも最後には決まって 僕は君の 君は僕の 言葉を拾って抱きしめる 今日は月が綺麗 照らされる僕ら 星を探して 言葉を探して もう 言葉より先に 手を繋いだまま 空に灯った 星を見ていた ねぇ昔は くだらないことで傷つけた それでも ずっと同じ歩幅であるいた 見えないところで 君に見惚れていたんだ 本当は伝えたいのに 吐きかけの音の粒を ドロドロになるまで噛みしめて 結局飲み込んじゃって 吐きやすい嘘吐いて でも僕は君に 君だけに 後悔しないように言葉をこぼす 夕闇が君の目を塞いで 前も見えなくて 息が苦しくて 歩けなくなっても 手を堅く結ぶから そうやって昨日までを 星座みたいに 乗り越えてきたんだ 今日は月が綺麗 照らされる僕ら 星を探して 言葉を探してもう 言葉より先に 手を繋いだまま 17日のペルセウスを あて無く探した 今日は月が綺麗 シャイな言葉達は 明かりが照らして やっと見つけたフリしてもう たった一言それだけで 満点の星に気がついて そんな愛しい心の嘘重ね ずっと見えていたあの星を 指差して笑った 5月の夜空