宵町の坂を下って茜色染まる町まで 太陽みたいに鮮やかに 君の心まで深く入り込めたら 夕闇が押し迫ってくるその前に 君の家まで早く行かなくちゃなぁ さよならがいえなくなってから 気づくのはなぜだろう 野良猫が戯れ付いてきて 僕はまた遠回りをした あの子の声が聞こえなくなったとき 悲しくなるの知ってて歌うのだろう 夕立が押し迫ってくるその前に 君の家まで早く行かなくちゃなぁ さよならがいえなくなってから 気づくのはなぜだろう 八月は夜を歌う逃亡者たち 忘れかけてた歌を思い出して 遊覧船巡るよ僕たちの 最期を目指しながら進むのさ 最果てで眠ってた君のこと 思い出せるかなぁ 夕闇が押し迫ってくるその頃に 僕は君のこと忘れてしまうだろう さよならがいえなくなったから どこへでも行けるだろう