Track by宗藤竜太
来る日も 明くる日も 宛のない手紙をあなたに あなたの為に残していたよ 行く宛のない風船に 同じセリフを何度も 何度も吹き込んで空へ飛ばした カーボンは肺をすり抜けて シャボン液に溶けて姿を消した 路面を滑る午後の電車を 見送る男は 男は今日も祈りを続け ジュラルミンの教会 真っ白な日差しをあなたに あなただけに強く照り返す 太陽が腕をすり抜けて ガラス片を溶かすほどの 高い温度 たまの休みの日には思い出すよ 庭の水やり 欠かさない約束を