Track by宗藤竜太
床に散らばらるガラスを 一つ二つと拾い上げる度に 僕の指先は少しずつ大人びていく やけに鮮明な記憶が 一つ二つと蘇るから 僕は待ち合わせてた フライヤーに包まって 口に放り投げる甘いザラメ いつでも僕の味方だったんだ 土に還る虫たちを 三つ四つの 近所の子どもたちが数え合わせては 影絵を長く伸ばす 地平線に沈むそれは まるで甘いフルーツみたいだったね 坂道を転がり降りていく