淀んだ空間に苛立ち充満 数え切れない人の群れ 忙しそうに時計見下ろし 遅れに眉寄せる不寛容 何も語らずに身体を預け 俯き祈るように目を閉じる 頭上で揺れている雑誌広告が 騒ぎ立てている悲愴 押し止めた衝動 動かせない表情 吐き出された心引き受けて 続く地下の呼吸 声を潜めて話す二人 他人の思考に強制侵入 漂う視線に浮かべる笑み 掴みきれない問いへと変わる 関わらないなら構うことない 自分の時間をやり過ごせばいい 何もないことが望まれているんだ そこにいるのは他人 それぞれの思いで それぞれを抱えて 言葉一つ交わすこともなく 続く地下の呼吸 僕も次の駅で降りて 狭い箱の外へ 吐き出された心くぐり抜け 僕の目指す場所へ
