12月の小さな焦りの中 震えながら心にもない唄 意味も分からずうたった。 乳白色のセロファンの中の春 ボクは今もまだ気付かずに居る ウソツキな唄うたって。 飛べない羽根など無いはずだ キミの瞳と 真っすぐでひねくれた声に イヤになる程 引き付けられた後で初めて 分かったんだよ そんな笑顔の強さが それとボクが キミをスキになったワケが。 笑っちゃうけどあの頃の ボクはというと 泣きたい程 青臭くて必死に周りを嘲笑ってた。 そうする事でしか このぬるま湯の毎日を 抜け出せはしないと 信じ込んでいたんだよ。 本気で。 飛べない羽根なら放棄しよう。 もしそれが飛ぶ事すらを 放棄するという事に とられてもかまわないよ。 だってボクは分かったんだよ。 唄う事の意味が 切なくて青臭い そんな答えが。 初恋の様に胸が痛んだ キミとの出会い。 忘れたりしない。 このぬるま湯の毎日を駆けてく ただ一つの光だったのは キミだけだと。 飛べない羽根なら放棄しよう。 もしもそれが飛ぶ事すら 放棄するという事に とられてもかまわないよ だってボクは分かったんだよ。 唄う事の意味が 切なくて青臭い そんな答えが。