夏も終わり目 「今年最後の花火が上がる」って 君が誘って 待ち合わせる午後七時 君は一人で 随分と早く此処へやってきて 浴衣だなんて先に言っといてよ 予想もしてない 二人の舞台 何故か顔を見ることもできない 誤魔化せない 上気の具合 火照った頬は互いに何のせいだい 小野小町にだって遜色ない あまりに綺麗な浴衣姿に 見蕩れてしまって 振れた毛先に脳が合図して また目と目を逢わせて宙に浮く 心が君に惹かれていく 眠りに落ちるように その行先は何処も絶えず始点 彩りに酔わされて宙に浮く 心が君に惹かれていく 眠りに落ちるように
