出会ってしまったんだね そう 先に会ったもんの勝ちだね 感情と倫理のその間で いま不幸に溺れている 酔って それはどうでもよくて ただ少しだけ赤らんで それが 綺麗で もう止めらんないね 「ミセス 今夜は特に冷え込みますから お身体に気をつけて ではここらで」 愛は仕舞う Iは仕舞う 「ミセス どうか疾しい僕の気持ちは ここに置いていきますから」 なんて嘘ついてばかりね 理想に反する現実に 膨れ上がった理論さえも 鼓動の前では簡単に 崩れ落ちてしまう ねえ 夢中で描いたストーリーに 妄想なんて言わないで ただこの痛みの元凶に 狂えてしまえたらいいのに ストップ 冷静になれ 彼女の苛性に心焼かれるまで これ程は無かった そう思えたら泣けてきたんだ 何故 腫れた両目の前 見慣れた華麗な君現れ 爛れた内面とその裏の影 話してるだけで消えてくんだって どうして会ってしまったんだろうね こんな気持ちになるなら 最初から何もかも要らなかったって 貴女が答えをくれないと もう僕はやっていけないみたいだ くすぐりあうような沈黙に 微かに指は震えている 鼓動はましてや限界に 崩れ落ちてしまいそう 触れてしまった袖の先に 痺れる恋が流れている ただこの痛みの元凶に 狂えてしまえたらいいのに 「ミセス 今夜は特に冷え込みますから お身体に気をつけて ではここらで」 無理はしない なんて間違い 「ミセス」 どうか疾しい僕の気持ちは ここに 置いていきますから 「なんて嘘だって そう言って」 ミセス 貴女はとうに ミセス 貴女のように
