遠い遠い遠い想い出の海の果ての 浜辺に浮かんだ 二度とは戻らぬ少年の時代の 終わりの記念碑 そっと閉じた瞼の裏 浮かんでは消える 少し秋の色を帯びた 風に揺れるコスモス 何かを得るたび 何か無くし大人になった いつかまたと 手を振り分かれたあの日は 遠い遠い遠い想い出の海の果ての 浜辺に浮かんだ 二度とは戻らぬ少年の時代の 終わりの記念碑 きっともっと年を取れば 分かると思ってた 何も出来ないことなんて 無くなると思ってた 誰かを傷つけ傷つけられ 大人になった 痛みの中で僕は分かった気がする ただ幾千幾億の呼吸を重ねても 本当の意味では 生きているって 事にはならないんだろう まだ僕はやれるさ 出来る限り生きたと命の灯が 消えるその時言える様に 激しい風に吹かれ 強い雨に打たれても 夏の庭で耐え 咲いたコスモスのように まだ聞きたいことも 話し足らないことも 山ほどあったけど いつか必ず僕らはまた逢えるから 胸に仕舞っておくよ 青さを増す空の下の夏の庭 萌えるコスモスは 遥か遠い記憶大人のドア開けた 始まりの記念碑 僕らの記念碑