突然降り出した雨に 僕たちは声をあげた 身の丈ほどある草が 濡れてお辞儀をしてる オンボロの青い車で ひとときの雨宿りを ラジオからは恋の歌が 雨音に紛れ流れる 濡れてしまった服が このままずっと乾かなければいいな なんて 友達のまま 考えてたんだよ あの日言えなかった言葉がある いま君はどうしてる 胸を焦がしていた日々が美しくまだ 僕の中にあるのさ 雨がちょうど止んだ空に あがる眩しい花火に バカみたいに口を開けて ただ見とれていたんだ こうして そばにいれば そのうち きっと伝わるんじゃないか なんて 友達のまま 考えてたんだよ あの日言えなかった言葉がある いま君はどうしてる 胸を焦がしていた日々が美しくまだ 僕の中にあるのさ あれからずいぶん歳をとった つまらない大人になった こんな夜は思い出すんだ あの輝いた時間 時は戻らなくて 戻せなくて いま僕はここにいる 君と過ごしていた日々が美しくまだ 僕の中にあるのさ