鈍に孵る沫を紊して 涸らう辯、歪な肺胞 肌理の罅倦む崇拝は 炉の朶翰、諱の廻廊 煙に充ちて君の頬は 搦められ辜深く滲む 鯨の邂逅今に鳴れば 胚珠のミルク溢れる 嘯聚の霹欠を眩れば 渫う囙が、縁に燕石 梦の粒子羇愁は聊か 幎降りて、燈復ちて ...ゆく 熱は朽ちて君の甲は 悪に似て辜深く軋む 海月の眼光擦れる鉛 潔く揺るシュロの木 滴る水滴のような 昧爽のゲネラルパウゼ sincere騙るプラシーボ 酸性中毒imeru目を晦ます 昏睡した cicada 瞭然たるプロット 深窓秘抄と screen 爛れるフェイスペイント 臼蓋色の奇声,夏は色めく 透けた解剖学は二度と 戻ることが/ないよ ... ほら みて 淡きこと 外気の粒子伝う,種が芽生える 濡れた汎神論は二度と 劣ることは/ないよ ... ほら みて 海のこと 涙のこと
