いきなり厚い雲の中 姿を消して 角度を変えてゆく太陽 男は熱い砂を踏み 黄昏を待つ 化石のように立ち尽して 心の襞 探りあてた デジャヴの時間 さまよう影は どこまでも どこまでも伸びて ♪~ さまよう影は 黄昏に 黄昏に溶ける 乾いた咽で呟やいた 男の言葉 僅かなぬくもりが欲しいと 女の胸に頬をあて 聞いたララバイ 砂を運ぶ風がかき消す 背中に聞く 友の声も 空耳か さまよう影は どこまでも どこまでも伸びて ♪~ さまよう影は 黄昏に 黄昏に溶ける 歴史を越えた景色には 大いなるもの 男に安らぎを与えて