君の呼吸が聞こえる 夜の帳に耳をすませば あの夜の悲しい出来事が 今も胸の奥で居場所を探している 気持ちとは裏腹な 汚い言葉や僕の仕草で 君を傷つけている 目の前を塗りつぶしている 深く潜れば 鼓動も溶けて 夢か幻かわからない 2人で駆け抜けた時代に 僕の呼吸が荒くなる 幸せというのは 有り余る欲望にピリオドを打つ事 自由という事は 雨の日の朝のような 気持ちのことだよ 今日まで良くしてくれてありがとう それだけは伝えたい 「君はもう子供じゃないんだよ」 そんな言葉が耳の奥に焼きつく 君が口ずさんでいた あのメロディと朝のまどろみの中へ 君はもう他の誰かの 腕に寝顔を預けて どうしようもない心だけ 昨日に置いてきたんだよ 愛するというのは お互いの言葉に胸を痛めること 嘘をつくというのは 優しさを押し付ける 僕たちのエゴイズム 先の事はまだわからないけど 今はさよならだね いつも僕ら2人は どこか違っていて でも目を逸らしていて 未熟な猜疑心が 穏やかな暮らしに瞬く火を消したね