雨雫が音をたてる夕下がり 僕は空を見上げた 宵闇が迫るこの街並みに 白い息が頬を霞んだ いつも探していたよ 空っぽの心が カートにまた一つ落ちた 人混みで詰まるこの街角で 私は見えない月を見上げた 夕闇が迫るこの街並みに 何故かなみだ 頬をながれた いつも見つけられずに 彷徨うこのココロが カートにまた二つ落ちた さよならいつかまた逢えるから 京急線のホームで手を振るよ 見失った過去と繋いだその手 いつか見た想いを伝えて あなたにとって わたしにとって 買えないものが ひとつこのカートに 入ってくよ 君の髪が揺れる 黄昏の風が舞う 言葉を越えてゆく想い 巡るよ 巡る季節の面影を辿る もしも明日晴れたならば ささやかな想いと小さな花を 右のポケットにそっと 忍ばせよう 京急線のホームで手を振るよ さよならいつかまた逢えるから 見失った過去と繋いだその手 いつか見た想いを伝えて あなたにとって わたしにとって あなたにとって わたしにとって 雨雫が音をたてる夕下がり 僕は宇宙を見上げた