夕方の公園 楽しそうに遊ぶ子供達 笑顔絶やさず はしゃいでる それでもなんだか 様子がおかしい気がする 乾いた笑顔の子が 一人だけいるね あなたは気づいて その一人の子に声をかける 笑顔絶やさず こう言われた 「みんなともだち 仲良く遊んでいるよ」 乾いた笑顔の子は そう言って返した なんだろう この不思議と残るもやもやした 感じは でも「友達」ならば 何も心配することなんてないな 許されないんだ 素直に打ち明けることが 許されないんだ この場から逃げ出すことが 許されないんだ 笑顔を絶やすことが 許されないんだ 僕が僕であると主張することが 「友達」なんて言葉の概念 人によって考え方は違う 本当に楽しいの 一緒にいるけど そう言いながらも 音を立て壊れゆく心 パキパキ パキパキと 直せないように みんな違って当たり前なのに 目立ちたいだけの笑いにされたら 僕には逃げ道なんてない 否定すらもできるはずない 何もしていないはずなのに 僕は意味なんてない被害者 それは個性なんだ あなたの産まれてきた姿は それは個性なんだ その話し方も動き方も それは個性なんだ 笑われる理由なんてない それは個性なんだ 僕が僕であると主張することは いつからなんだろう 痛がる姿を笑いにしたこと いつからなんだろう 嫌がる姿を笑いにしたこと いつからなんだろう 見た目を笑うことを いつからなんだろう 加害者なのに称賛されるのは なんだか悲しいね そんなことでしか楽しめないなんて