ふわり ふわり 浮かんでる 見つからない そこにあるのに たったひとときの かすかなヒカリは 届かない 怯えるほどに キラリ キラリ 光ってる 見つからない そこにいるのに たったひとときの わずかなチカラは 伝わらない 切ないほどに ここにいるよと 見つけてほしい また日が落ちる 変わらぬままに 水面(みなも)に佇む 僕の姿は 消えゆくほどに 小さく蜃(うつ)る ねぇ誰か ボクにヒカリをくれないか? ほんのわずかでいい ここにいるよと 見つけてくれれば それだけでいい だけど光は届かない それもわかってる それはきっと あなたも同じだから ゆらり ゆらり ふるえてる 手にとれない 幻のように たったひとときの 命の炎は 感じない 冷たいほどに ここにいるよと 見つけてほしい また日が昇る 変わらぬままに 朝日の前に 僕の姿は 消えゆくほどに 儚く霞む エサの気持ちなんて やつらは知らんよね 食べられるために 僕らは生まれたわけじゃない 泳いで もがいて そして飛び上がっても それでも届かない もうどうしたらいい? ねぇ誰かボクに抗う チカラをくれよ! ねぇキミはボクが 見えているでしょ? ほんのわずかでいい 暗い闇の底から 手を引いてくれれば それだけでいい 小さな光を集めよう 力を貸してよ そして新しい 世界に飛びたとうよ