ぷかぷか揺れる夏の線路は 優しいあの娘を思い出す 焼ける肌ジトリとした頬を伝う汗と 夏の魔法で 大変なものをみた 白い雲の船が浮かぶ 大きな蜘蛛の巣 駅前の景色に安心してる ゆらゆらゆら ぷかぷか揺れる夏の矢上川 鯉が静かに泳いでる 唸る自販機とアスファルトに咲く 首を垂れた 夏の花が 風に吹かれたので こんな歌が出来たのです 誰にも言わず 誰にも見つからないで安心してる 冷たいソーダを買って ざらつく喉に流す うちに帰ろう 商店街の騒めき安心してる ゆらゆらゆら ゆらゆらゆら ぷかぷか揺れる夏の線路は 優しいあの娘を思い出す 焼ける肌ジトリとした頬に弾ける ソーダと 夏の魔法