今ぼくとあなたには二人して使える 自由な時間がある 一秒さえ無駄には過ごせない貴重な 二十四時間 砂時計こぼれて 心を埋めて行く 砂時計こぼれて 二人の時間を刻んで行く ああ あなたはこの時が過ぎたら ガラス箱の中へおさまってしまうの か ああ 夢見ることさえも惜しんで 熱い胸を合せ 夜明けまで語り合う 黄昏か真夜中に 真夜中が夜明けに 変りなく移って行く いつの間にかおそれが顔を出しはじ めた 二十四時間 くちびるで言葉が 踊っていた出会い くちびるで言葉が 足踏みしている今の二人 ああ あなたを帰してはいけない たとえどんな罰をこのぼくが受けよ うと ああ あなたをこの胸に抱きしめ ずっと生きてみたい あり余る時間を