信じていたはずの言葉が 嘘に変わったその瞬間に 後悔よりも先にまず 心配が勝つような人に 思い出したくもなかったことが 意外と綺麗な思い出になった 思い込みでもなんでもいいから 過去を全部包めるような人に いつか会えると 思っていたはずの人が 死んでしまったその日に 忘れられたっていいから 大切にしないといけないと気づいた 撮らなくなっていた写真を 溺れるといつも撮ってしまうから 酒なんて飲まなくてもいいから 思い出を作れるような人に ずっと楽しみだったことが 別にそうでもなかったように ずっと聴いていた音楽を 聴かなくなったあの日のように 誰も見ていないような夜の信号 踏み潰されているような道の雑草 誰もが脇役のような街の雑踏 誰も知り得ないようなそんなこと こっちを見てよ いつか生きてるこの自分も あなたのことも愛せますように