朝露がポツポツ葉を揺らす 千鳥足で歩く路地裏で 黒い袋群がるカラスに 理解に苦しむ暴言を吐く 始発の電車の音が響く 世界に色が憑き始めてく 何かに擬態した人間が 足早に僕とすれ違って行く 朝焼けが創り出す影の中へ 逃げ込もうとした選択は 間違いなのか? 其所に咲く花は無く 今はただ3秒前の景色が 胸を刺す自覚無く 今はただ3秒前の自分が 泣いている 泣いている 泣いている 見知らぬ光が僕を包む 差し込む光がシャツに染みる 何かに擬態した生活が 命取りとなる事を知らず 影に咲く花は無い物語の中で 眼に映る2つの色が明日に向かって 行く 其所に咲く花は無く 今はただ3秒前の景色が 胸を刺す自覚無く 今はただ3秒前の自分が 泣いている 泣いている 其所に咲く花は無く 今はただ3秒前の言葉が 泣いている 泣いている 鳴いている