柄になくちょっと落ち込んで 引かれた後ろ髪と 顰めっ面が映り込んだ水たまり 一人でも大丈夫って 強がり情けないな 終わりがあるなんて 分かりきっていたのに なぜかいたたまれない 「君はずるいね」 なんでだろう 心化粧が憎いな 不確かは確かにそこにあった 僕らはまだ熟れない果実を舐めてる 苦味のある恋だ 乾いた口元で混ざり合った レモネードは少し濃ゆくて 頬から滴る水でこの味を薄めたんだ 幻でも見てたように 未だ信じれないが 合理的に捻くれて情けない 思い返したって君の悪い所の1つも 見つけきることすら出来ないから 「ごめんね」 今更でも間に合うと 薄ら笑いも虚しい 弱さ、愛しさ、全てを束ねていった 柔らかな唇で 覚めた目で虚ろな夢を見ていたんだ "君に触れていたい" アネモネを胸に添えても 進めないままだ 心残りが1つ残っていた 不確かは確かにそこにあった 僕はまだ 熟れない果実を食べては 苦味に酔いしれて 乾いた口元で混ざり合った レモネードは少し薄くて 採れたての恋で今 この味を濃ゆめたんだ