花吹雪 舞い落ちる 清水の坂で ふと後ろ 振り返る 人いきれの道 都会の中の 人間模様 忘れたくて 旅に出たけれど 爛漫の春の中で 何故か人恋しくて 恋しくて 恋しくて 哲学の 散歩径 恋人達が しあわせに 酔いしれて そぞろ歩く径 昨年の春は 私も側に 肩を寄せて 歩く人がいた 帰らない 愛の日々が 今はただ悲しくて 悲しくて 悲しくて 嵐山 ただ一人 夕暮れの空に あの人の 顔うかぶ 思い切れぬ恋 別れを告げた 最後の夜を 忘れたくて 旅に出たけれど 想い出は胸をよぎる 今もまだ恋しくて 恋しくて 恋しくて