聖天通り君とふたり 国際線の飛行機雲が ビルの隙間へ落ちる 高架下に星は隠れた 生乾きのシャツが風に揺れて 過ぎ去りし日々が美しいのは 進むべきだった あの未来に似ているから 夏におぼえた歌を忘れた 思い出になってしまう前に 神様がどこかに居るんだとして 環状線内じゃないみたいだね 土星の輪っかよりもずっと遠い街で 分厚い本でも 読んでるんじゃないかな 君はそこから来た 少しおせっかい気味な天使 僕はまだどこにも向かえなくて 環状線内をただ回るだけ 頭の上にぐるぐるまるで天使 分厚い本でも読まされてるのかな 君はもうかえらない 少しおせっかい気味な天使