あなたの表情の全て 覚えていられたのなら もう少しだけ耐えられる事が 多かったのかな 窓につたう雨を見て 心を彼方に引き戻したとて 触れない言葉ばかりさ がっかりしないでよ 忘れられないあの人の姿形さえ 忘れてゆくことの切なさに 遥か遠くに忘れた風が 不意に窓を叩くと期待をしている そういえば去年の今頃も同じような ことを考えていたような気がする あなたとの会話の全てを 覚えていられたのなら もう少しだけ耐えられる事が 多かったのかな 夕日が今差し込んで 心を彼方に引き戻したのさ その目を見て話せたらなぁ がっかりしないで、 と忘れられないあの人は きっと言うのさ 忘れてゆく事の愛しさよ 遥か遠くの微かな声が 不意に窓を叩くと期待をしている そういえば去年の今頃も同じような ことを考えていたような気がする