たまに思い出してしまうんだ この場所に来ると 優しく触れた君の愛情を 少し鼻にかかったその声ももう 聞けないんだよと 自分を責めてもただ虚しくなるだけ 平気なフリして諦めていたの 胸の瘡蓋がスッと剥がれ落ちてく 曖昧だけど僕にないもの君が 持っていたから 愛の全てがそこにしかないんだと 思い込んでた だけど愛して愛された日々 紛れもない事実だ 思い返せば 辛くなるからもうやめにしよう 君の柔らかい体温に包まれてた日を 思い出しては傷口疼く どうせ君にはもう 新しい彼氏がいるんだろと 勝手に勘繰り続け項垂れる夜 空を見上げれば満天に輝く 霞んでいくんだ君の淡い温もり 君の全てを忘れるなんて 今更無理だから 記憶と 共に自分のパレットに君色染めるよ 合縁奇縁なんて言葉で 片付けたくないから 冷めたフリして強がり 生きるのはもうやめにしよう 君と見た果てしない未来を 今1人彷徨いながらフラつく 俯瞰で見れば情けない姿で ふと緊張の糸が途切れて 君に会いたくなるけど 会えば必ず 後悔しちゃうからもうやめにしよう 怒った顔も笑った顔も瞼の裏側に 思い返せば辛くなるから 全部やめにしよう