Track by左東京瑚
夜が明ける 小さな彗星が 窓を濡らす 君は 僕を置いて 振り返り 咲う それは 実に脆く 訝しく 光る朝月 君を深く想い 慈しみ 消えゆく 夜が明ける いつかの残響が 窓を揺らす 僕は いつまでも ここに居て 眺める それは 実に重く 懐かしく 輝く朝月 雪を溶かす想い 抱きつつ 消えゆく 夜が明け 不確かな水滴が 頬を濡らしている いつか僕も 空を渡るとき 言わせて欲しい あなたは 朝の月でした