忌むべき憚られた四方 疾風に霞む空は高く 春薫る土の香に憂う 薄紅に染む華 朽ちて散る 凄艶に彩となり行く手を遮る最中 流れる風に乗せる詞 いつ芽吹くやも知れぬ緑に この手を伸ばせるうちはまだ 生きて、生きて、生きて。 語り継ぐ真実か浮説か 裂かれた地も焼かれ今は亡く 絶え間なく移る世に囚われ 尚、滾らせて 誰に崇められる為でなく 咲き誇るのは己が運命 幾年巡る空に還る 咲いて、咲いて、咲いて。 ♪ 八重に九重に掌を寄せては 還る場所へと 戻らぬ日々を嘆く愚か 明日へ築く糧を掴んで この声が枯れるまではまだ 生きて、生きて、生きて。 嗚呼、夢現…奏で誘えと 描いて果てもなく歩め 生きて、生きて、生きて、 今を生き尽くせ。