世界は今 ありがとうを聞けなかった 世界はまだ 嘘か否か知らない 僕らはただ さよならを言えなかった 静寂なんか 君に似合わなかった 積み上げてきた 月日の中で 重ねた言葉から気づいた 清少納言が残したものは 曖昧なんてなく 心にまいりたる 枕の下に隠してあった 逢えない夜の夢に 君を誘おう 僕らはただ ありがとうを聞きたかった 世界はただ ありがとうを言えない 僕からまだ ありがとうを歌に乗せた 強弱なんか気にしないでありったけ どんどん老いてゆく どんどん添えてゆけ 心の花も 溢れる思いも添えてゆけ 届けてゆこう 僕らの歌を 誰かがなんと言おうと ずっと歌い続ける 清少納言が残したものは 1000年経ってなお 心に参りたる ただ現代語訳じゃ残せないものは 逢えない夜を超えて 今伝わる 迷う日も抱きしめて 焦る気持ちを抱いた あくる日は24時 『口』を重ねた ほら僕らの出会いは 歴史上のきせき 世界にもうずっとずっと 刻ませるから どんどん老いてゆく どんどん添えておけ 1000年経ってもまだ 言霊が枯れてないように 「愛してるから、愛しててよ」