街に降る雨と鈍い灯り 夜光虫はまた渦となる 朱く錆びついた傘で二人 満たしていたいのは 空っぽな心 触れない愛と日々の香り その情景がまた日々となる 甘く溶けそうな言葉を吐く 満たして痛いのは 嫌いだ … あなたの 態度 言葉 その仕草も 壊して … しまえたなら どんなに楽だろうか 街に降る雨と鈍い灯り 夜光虫はまた渦となる 霞みゆく灰を目で追うまま その造形にまた嫌気がさす 嫌いだ … あなたの恋を知った その心も 奪って … しまえたなら どんなに楽だろうか ねえ 遠く … 行ってしまえ 逆さまの心と 夜の底で二人 ほら また繰り返してしまう様だ 嫌いだ … あなたの 態度 言葉 その仕草も 壊して … しまえたなら どんなに 嫌いだ … あなたとあたしの間 その全てを 満たして … しまえたなら どんなに楽だろうか