利き手で描いた嘘つきは それから、育って泣きました。 あそびで犯した重罪に 1人も気づかず夜は明ける。 君の嫌いな相槌も 君の嫌いな解釈も 君の嫌いな表情を 全部全部壊したいよ。 君の嫌いな友達も 君の嫌いな政治家も 君の嫌いな人間を 全部全部壊したいよ。 お昼の天気は弱虫で 彼女が怖くて泣きました。 今宵はどうやら違うようです。 彼女の額に雨が降る。降る。 1人で描いた黒紙に これから先を見据えた。 僕の嫌いな人間は 全部全部壊したいよ。 そんなのあっという間さ。 一瞬にして終わるさ。 そんなことも出来やしない、 僕は弱虫さ。 君は君はどうだろうか、 君は泣きました。