宿題の山と8月末日 消えない陽炎の向こうに 今年も居るのだ 無いはずの夏だから、 新しく名付ける 「例えばそう、海の月はどう?」 ぴったりかもね、ある意味 無いはずの夏だから、 頭にはうさみみ 「ちょっと長く居られるみたい!」 現代の魔法、否、病理…多分 夕立上がりの居残り教室 読書感想文は最後まで苦しかったね 物心つくとあなたは居たので 私たち知らないんだよ、 古い詩の意味も 無いはずの光だから、 誰よりも明るく 「ライバルは宵の明星 …なんだか少し似てるし」 無いはずの闇なのだ、 ひと月も前なら 「君もうちに帰らなきゃだね」 すっかり軽い背中を見る 西陽を遮り、日暮れに気づかず、 宿題が終わったらまた 遊ぼってせがむのだ 毎年気づくとあなたは居ないから また忘れてしまう、 いつだって触れてた温度も もしも戻れたら、丸く収まったら、 罪の深いあなたは 居なかったことになるよ もしも戻れたら、丸く収まったら、 私たち失われていた時代に変わるよ 夕焼け小焼けよ お家に帰ろ 遥か南の海と星 月も越えたらそこに居るんだ! 来年は会わないといいね、 地球人さん
