あるく道

歌詞

あんよあんよで始めてく 舗装と壁の隙間芽吹く春 此処はね、 ねえ、三輪車を卒業したなら どこ行く?そう尋ねてる きっと透き通った存在 学校までおよそ12分 連なってゆく世界、視界は、 思考は、 語るに足らぬ私 不思議な飲料自販機 どっかの社宅 昼下がり 赤い窓辺のバイエル シリウスが見えなくなった道の 16番目さ 追いかけっこで見つけてく 道を挟み北マンションが建つ 此処がね、 ねえ、中学高校卒業したなら どこ行くのかな? あそこは僕らの空き地 …だったファミレス 夏休み 茂る窓辺のハノン 北極星が見えなくなったアパート 202の部屋 スマホ閉じて イヤホン外して あるく道は 私がここをでても、 年をとっても、 何処にも行かず続いてゆく きっと空って訳じゃない 駅を出ておよそ15分 移ろってゆく世界、視界は、 思考は、 語るに足らぬ歴史 新たに建ったコンビニ 分譲住宅 宵の口 黒い窓辺のショパン おかえりよシロ 触らせて頂戴よ 追いかけた 民家の跡地 不人気の遊具 雨上がり 虹と窓辺のわんこ 四等星が見えなくなった街の ありふれた道さ