ああ サザンクロスを越えて また ふたりだけになったね どこまでも一緒さ ああ きみの無邪気な声で ぼくの無力な腕を 笑って 許して 何度も瞬きをする 最後のその瞬間まで 確かめた声も 言葉も いつかは失くしてしまうことを 知っていて それでも かまいやしないんだ わかたれた道の向こうで いつかは笑い合えることを 信じているんだ 廃軌道の夜に サザンクロスを越えて ふたりだけの世界へ きみの無邪気な声も ひかりだけの世界へ ぼくの無力な腕を握りしめた祈りも サザンクロスを越えて 命だけ乗せた海燕 何度も瞬きをする 笑顔を胸に焼き付ける 何度も瞬きをする 最後のその瞬間まで 確かめた音もひかりも いつかは燃やしてしまうことを 知っていて それでも 帰れはしないんだ わかたれた道の向こうで いつかは笑い合えることを 信じているんだ 廃軌道の夜に 何度も瞬きをする 最後のその瞬間まで