だってもう蛇に睨まれたみたいに パスタを巻く手は止まらない 話したいことは出てこない おもむろに出した財布で 気づいた店を出る君の 口を出る言葉は背中にヒット テニスボール級の痛さで 跳ね返ってきたならもう 傷つけあった先には 何もないね 意味はないね そうやっていつも同じ結末 でもずっとあの日から ぐるぐる回る堂々巡り ほらずっとあの頃から ひらひら巡る二人の日々 ここは終わりのない夜の中だった もっとこうしたほうがいいよとか そんなこと言いたい訳じゃないけど 今更何を言っても白々しい なんて嘘でしょ ねえ ありったけの言葉を浴びせて 流しあった血も いつかは止まって終わりは来るよ ハッピーでもバッドでもない 生活はいつだってなんでもない結末 でもずっとさっきから 涙が止まらないんだ でもずっとあの日から 何かがおかしいんだ でもずっとさっきから 胸のどこかが痛むんだ でもずっとあの日から 何かが壊れたままなんだよ