Track by安島夕貴
あなたの言葉に目覚めたら 磁石のない円盤コクピットへ 窓から飛び出す胃袋を しまう事ができない いやだよ 粒子の回転を 靴底で感じている 途絶える事のない 無数のざわめきから 螺旋の形に刻まれた回路を 繋ぐ空白の世代へ行こうよ あなたを五感で感じている 掻き分ける粘液のその向こうで この目に飛び込むパノラマに 尽くす事が出来ない 嫌だよ 役目を終えたなら 手放す間借りの口を 開けば誰かを 締め出してしまうから 描く線が乱れてあなたを書けない ペンの先が震えてあなたを書けない