春の日差し 風の気配に 君の声を聞いた 幻だと笑って 彼方見つめ 標求めて 君の欠片だけが 未来示すコンパス この青空 航り 旅する鳥には 宙船のような 勇気がある そう誰もが飛べる 昨日を携え 明日へ駈け出していこう 君からもらった翼 涙の色した翼 儚くてか弱く でも決して折れない 緑の丘超えて 銀の雲を突き抜けて どこまでも果てない 世界の空で生きていくんだ 冬の夜道 星が瞬き 君の歌を歌う さようならと届ける 語る想い 寄る辺探して 君の孤独だけが 行く手照らすポラリス この星空 幽か 揺らめく影には 灯火のような 希望がある そう誰もが伸ばす 右手は掴めず たとえ 空を切ろうとも 君からもらった翼 涙の色した翼 儚くてか弱く でも決して折れない 黄金の海越えて 青の闇を突き抜けて いつまでも迷わず ふたりはずっと一緒なんだよ 硝子色の物語が 涙色の翼になる 思い出は もう還らない 永遠(とわ)の終わり目指そう 君からもらった翼 涙の色した翼 儚くてか弱く でも決して折れない 緑の丘越えて 銀の雲を突き抜けて どこまでも果てない 世界の空で生きていくんだ