なくしたもの 大切なこと 守れなかった僕らの 笑顔の影 この先いつか晴れること祈ってる 時間は過ぎ 今日の終りは当たり前にやってくる 「じゃあまたね」と見送る背中 本当は「また」なんてない 誰かの知らない街 僕らはそこで出会って いつからか風は いつもそこにふいてた でも僕は君じゃないから 伝えることしか出来なくて 迷い戸惑い傷を受けたり 二つの手に乗せた記憶 指先へ幽かに残して その手取れるように ほんの少し夢の続きを 朝が来る前まではと 思い出にもなれないような 眠りを一緒に見た はしゃいでいた穏やかな頃 僕らを動けなくする 立ち止まれば振り返るだけ そんな時間は疾うに無い 知らない場所だらけ 旅をするような街は 懐かしい風にいつの間にかなってた 今 僕は君に向かって できるだけを全部伝えよう 耳を塞ぎ目を閉じてもいい 見失いそうな心と 捨てられない思いを込めて 受け取ってほしいんだ 子供みたいな君 大人になれない僕 このまま同じことしてたいけど でも僕は君じゃないから 伝えることしか出来なくて 迷い戸惑い傷を受けたり 二つの手に乗せた記憶 指先へ幽かに残して もう離れるとしても