ゆで卵頬張る 後ろ髪の柔らかさは 永遠でないこと 今がただそこにあること 夕焼けは寂しい 誰のための気持ちだろう 分かりきった言葉で 慰めてほしい愚かさ 暮れて暮れて 夢に暮れて その長閑な声を 響かせて 燃えて燃えて 棘は燃えて もろく塵となり 風になる 影法師追い越す 雲の後に光が差し 水面に突き刺さる 痛みすらも忘れながら 揺れて揺れて 波は揺れて その気持ちの悪さを 紛らわし 溶けて溶けて 砂に溶けて 果てる泥になり 眠りたい 暮れて暮れて 夢に暮れて その長閑な声を 響かせて 燃えて燃えて 棘は燃えて もろく塵となり 風になる ただ塵となり 風になる