ただしく眠るしか 能が無かったかのような ついこの間のような はるか昔があったなら もうこの先は ずいぶんつまんないことが 増えたように見えるかな 軽く砂山を蹴った 親指にバッタ 肩にとまった後に 黙ってしんとした いつかこうなるの誰が知ってた いつまでも敷いた冬の絨毯の 柄はユートピア とんがったくちばしが並んだ 飛んでったつもりが 飛び立たれた ドアの外には砂ぼこりと雪が ひざまずくらくだ 凍りつく甲羅 いつまでも一緒にいるのも 心細くなるでしょ いつまでも一緒に いくらでも一緒にいるのに 心細くなってても いくらでも一緒に 自分の心も 自分でわからないやって 水溜りを踏んで 人の心は耳かきついでに 聴いたってわかるのになって 見渡せば見渡すほど砂 誰か迎えに来てくれないかな なんてことはないよねらくださん ここには何が入ってるのかな 期待はすればするほど無駄 憧れの見向きもされなかった 絨毯の 柄はユートピア どしんどしんと音がした 風か象だか 天井から落ちた埃が 冬芽のようで いいもののように眺めた こうなると知ってた ひからびた相談 きりのない紅茶