引っ越し初日の朝 唐突なリマインド 新しいカーテンと胸の奥が 風に踊った 見慣れぬ街に紛れて 昨日までの服を脱いだ 未完成の記憶はまだ 箱詰めされたままだけど 気づかないふりをしてた 本音みたいな感情 乾いた景色の隙間に 微熱だけが残ってる 名前を呼ばれて 季節は動き出して 地下鉄の窓に揺れてる 顔を確かめてる 雑踏に吹く追い風に 背筋を伸ばしたら 片隅のカフェ低く流れる BGMでひと息 咲き急ぐ桜眺め 眠ってた願いが 静かに今目を覚ます 夜更けに見上げた月へ 祈る言葉はひとつ ここからまた始めたい 飾らない生き方で スクリーン越しの笑顔も 過去のページももういい すれ違う日常の意味を 美しく書き換えたい 言葉にできないまま 春風とリンクして この桜が散る前に 本当の私になりたい 陽だまりの輪郭 強がりの奥にある 昔よりもシンプルに 惹かれているから 引っ越し初日の朝 無言のメッセージ 風がほどいたカーテンに 何かが始まる 何かを始める
