ましな日に描いた絵や 晴れた日に買った傘や 僕を知らないパン屋の人や 悪を見抜く近所の犬が 今日の僕をなぜか受け入れて パンとか指で僕を突き刺して びんびんびんびんってこころの弦を 弾くのです 何でか僕は今日も生き延びて パンとか指に涙を溜め込んで こんなにこんなに暖かい午後に 寒さで震えるこの身体の熱さと 意思を知る 時計の針の音は誰かのおみやげ 真夏にもらった紅茶があったっけ 3時のおやつにソーセージを食べ ペンとかマウスで黒い花を描く びんびんびんびんってこころを弾く 何でか僕は今日も生き延びて ペンとか指に錆を溜め込んで こんなにこんなに暖かい午後に 寒さで震えるこの身体の熱さと 意味を知る